between earth and sky

自然との調和を探る旅。旅と自然と子育てと。

新月に想うこと

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バリ島では今日が新月(バリの一日の時間の区切り方で日本とずれる日がある)

何から書こうか…

最近は色々な思いが巡っています。

只今、妊娠6ヶ月に入っているということが大きく関係しているのでしょう。

秋には家族が一人増えます。

 

「この時期に大変ね」

と、心配してくれる人もいますが、

逆に、私としてはこの時期であってよかったと思っている。

仕事もない今、じっくりとお腹の子に向き合い、

体を動かしたり、自分の好きな時間を堪能することでどんなにストレスフリーな環境なことか!夏のハイシーズンも今年は見込めそうにないので本当にこれは私と赤ちゃんに与えられた貴重な時間だと思っています。

そして、そうできる環境であることに心から感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そして、今日は私たちの夫婦生活が13年目を迎えました。

一度どん底を味わい、少しづつ時間という助けも借り今は仲良しバディです。

息子が1歳になると同じくしてバリ島に移り、お金もないところからのスタート。

28歳ぐらいの時だったかな、

初めて「私」って何?

みたいな壁にぶつかった。

一つづつ生活を築き上げていく中で、旦那さんとの価値観の違いやらでお互いがとてもギスギスしてたな。

そんなことが数年。

でも色々なことをきっかけに少しづつ関係が改善されていった。

 

私自身そして彼自身も、変わっていったのだろう。

色々な価値観が崩れた(いい意味で)

そしてまず、自分自身が生きやすくなった。

そして夫婦で宿を営む過程で、お互いの領域・役割を尊重することができるようになった。

 

そして今年、11年ぶりに第二子を授かることに。

息子を授かり、「家族」を持った時に思ったことをふとまた思い出していた。

一人でフラフラ好きなことばかりやってきた私は、自分が幸せだという感覚がなかった。

それは闇がなければ光がわからないと同じことで、

私は一度も辛い経験をしたことがないので、自分が幸せかどうかという発想がなかった。

 

でも、家族を持った時に感じたことは「幸せ」だった。

そして気づいた。それまでの一人の人生は「楽しかった」だった。

自分だけの時間は本当に楽しかった。

そういう時間が持てたから一人の自由な時間がなくなることに何も悔いはなかった。

(これも実際には一定の期間だけ。)

これからはこの「幸せ」を育む人生の新しいステージなんだと思った。

 

結婚願望も子どもをもつ願望も特になくて、ただ漠然といつか温かい家庭を築きたい。

という思いだけだった。

全てはタイミング。

今でも他人に結婚や子どもを作ることを勧める気は一切ない。

本当にこれは個々の問題だと思っているから。

それだけが「人生の幸せだ」なんてことは到底思わない。

ただ、私にとってはそうだったというだけのこと。

 

前世ではインドの山奥とかでとにかく修行に励んでいたらしいです。

だから今世は子を育むこと、家庭を築くことがテーマなのかもしれないです。

正直、一人目を全身全霊で向き合ってきたためか、二人目を考えることなんてできなかった。

これ以上に愛を注げる相手がいるのだろうか?と。

しかも、多くの人が言うような「お産の痛みなんてすぐ忘れる」とか言うあれは

一切私はないです。全然痛いの覚えてます。

またかー!

と言うのも正直な気持ちでした。

でも胎動を感じ、少しづつお腹の子にフォーカスし始めるとそれらの些細な心配や不安は一切吹き飛んでしまいました。

これからこの子と過ごす時を考えたらお産の痛みなんてほんの一瞬。

赤ちゃんをもう一度この腕で抱ける喜びほどのものはありません。

 

そんなことを想う新月の今日です。